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多部美華子ゆるやかに紡ぐ、秋の自由時間

2017年8月23日更新

Soup.編集部員です。

カットワークブラウス￥30000 ／ネセセア（KMDFARM）デニムパンツ￥28000 ／ヴゼット　頭に巻いたスカーフ￥12000 ／エピス（エピス青山）めがね(薄型レンズ付き価格)￥9250／メガネのアイガンお客様相談室

ワンピース￥53000 ／ラシュモン（デミルクスビームス新宿）　蜂&フラワーイヤークリップ￥6800アデュートリステスパンプス￥15400 ／コンジェペイエアデュートリステス

––プライベートファッションがおしゃれだとスタッフにも評判な多部さんですが、ファッションへのこだわりはありますか？

「そんなにこだわらないほうです。仕事で着ていく服は割と適当になってしまったり、寝る前に次の日の洋服をちゃんと決めたらいいのですが、やりたくてもそれができない（笑）。その時の気分で選ぶことが多くて、計画的ではなく感覚的なのかもしれません。でも買い物は好きで、表参道のセレクトショップや、都内のデパートに行ったりしています。飼っているトイプードルを連れてよく出かけていますね（笑）」

––お休みの日の過ごし方や、今興味のあることを教えてください。

「友達と会うことが多いです。食事に行って友達と話すときも、お芝居でご一緒させていただく方々と話すときも、映画やドラマ、本についての話が多いですね。常にそんな話をしています」

––秋の読書にお勧めの本はありますか？

「ドラマの撮影でご一緒させていただいた蒼井優さんに『面白いよ』と聞いて読んでみたのが、今村夏子さんの『星の子』（朝日新聞出版）という作品。以前読んだ、本谷有希子さんの本『生きてるだけで、愛。』（新潮文庫）も面白かったです。本は、人から勧められると興味が沸きますね。誰かに勧められて読む本のほうが多いです」

––本をたくさん読んでいらっしゃる印象がありますが。

「読みたい本はたくさんあるのですが、途中になっている本もあります。昔のほうが器用でした。本を何冊読んでも、台本を読んでも、何でもごっちゃにならない。これはこれ、それはそれと（笑）。今思え
ば、学生の頃は勉強もして、教習所にも通って、仕事もしていたし、時間が無い中であれもこれもと、何でもできてしまう感じでしたが、今は時間ができても〝今じゃなくてもいいや″って。器用ではなくなったのかな（笑）」

ペイズリー柄ワンピース￥25000 ／ソウワンバイワン（アンビデックス）パール・ビジューのイヤークリップ3点セット￥7200 ／アデュートリステスシューズ／スタイリスト私物

profile

1989年1月25日生まれ。東京都出身。映画、TVドラマ、CMなど出演多数。第48回ブルーリボン賞新人賞をはじめ、25回日本映画プロフェッショナル大賞主演女優賞ほか受賞多数。9月23日～神奈川劇場を皮切りに上演予定の舞台「オーランドー」主演。また10月期から放送の新土曜ドラマ「先に生まれただけの僕」(日本テレビ系)に出演予定。

photograph : Yuko Torisu／styling : Setsuko Todorok（i setluck）／hair&make : Akiko Kurata