[ Pickup artist ] チロル インタビュー
2018年7月6日更新大竹智紗(Gt.Vo)、中村恵美(Bass)、西村有里香(Dr.Cho)のメンバーからなる、3ピースガールズバンド、チロル。高校の軽音楽部で結成され数々のコンテストで受賞を重ねてきた彼女たちは、卒業後からライブハウスを中心に本格的に活動をスタートした実力派だ。イマドキ女子の見た目とは裏腹に、彼女達のステージではボーイズバンドにも負けない熱く力強いロックンロールが鳴り響く。現在は地元藤沢を拠点としながら数々のイベントに出演したり、レディオ湘南「チロルのねぼすけラジオ」でパーソナリティーをつとめたりなどと精力的に活動しており、地元藤沢を中心に東海道線沿いのライブハウスを回る「東海道三人四脚」というユニークなチロル企画ライブも大成功に終わった。今回はそんなガールズバンドのメンバー3人に独占生インタビューを行った。
【私たち、余り者同士で結成されたんです(笑)】
ーチロルは高校の軽音楽部で結成されたと聞いたのですが、まずはその結成秘話について教えてもらえますか?
ゆっか:メンバーの誰かが組もうと言い出したわけではないんです。高校の軽音部に入部してすぐに顧問の先生から女の子だけのバンド、男の子だけのバンド、男女混合バンドをそれぞれで作って~と言われたんですけど、私たちを含めた6人の女の子が余ってしまって(笑)それが結成のきっかけですね。
ちさ:私たちこう見えて超人見知りなので、みんながどんどん声を掛け合って組んでいく中で、なかなか行動できなかったんです。
ぐみ:その6人の初期メンバーから4人になって、卒業後ライブハウスで演奏するようになってからは2年間くらい4人でやっていました。また脱退があって今の3人になったという感じです。
ー皆さんが人見知りだったなんて今のライブパフォーマンスからはとても想像できないですね!MCも本当に堂々としているし…
ちさ:今はちょっとずつ治ってきたんですよ!昔はMCで何を言うかとかも考えたりしてたんですけど、慣れてきたので今はもうそのままやってますね。(笑)
ーなぜ皆さんそれぞれ軽音部に入ろうと思ったんですか?
ぐみ:私たちの高校って軽音部が有名だったんです。学校のHPを見ていたら大会で優勝とか金賞とかすごい経歴がたくさんのっているのを見つけて。もともと軽音部に入りたかった私はそれで進学を決めて入部しました。
ちさ:中学1年生の時から弾き語りをしていたので、そのまま続けようって感じで入りましたね。
ゆっか:私とぐみは中学は違ったけど、もともと吹奏楽部に入って楽器をやっていて。そこから軽音楽にも興味を持ってやってみたいと思ったんです。
【憧れのバンドはあのバンド!】
ーチロルの曲にはすごく親近感が持てるというか、身近な恋を歌ったラブソングが多いですよね。これはみなさんが実際に経験した恋愛がもとになっていたりなんてことはあるんでしょうか?
ちさ:それはないです!(笑)実はあまり経験がなくて、どちらかというと恋愛は苦手なんです。漫画とか映画からインスピレーションを得て書くことが多いですね。
ゆっか:ラブソングだと映画からのほうが多いよね。
ちさ:そうだね。特にラブストーリーの洋画を参考にしたりしています。歌詞は基本私が書いていて。
ーぐみさんとゆっかさんは、にささんが書いた歌詞を初めて聞いたときにコレだ…!ってピーンときた曲はあったりしますか?
ちさ:みんなあまり反応してくれないんですよね(笑)歌詞を送って気に入ってくれるかなって緊張してる中でありがとう、とだけ返ってきたり。
ゆっか:えー!ちゃんともっと反応してるよ!(笑)
ぐみ:私はYouTubeにアップされている「いつでも空は青く澄んでいる」ですね。実は4人からキーボードが脱退して3人になった時4人の時の曲を一度すべて封印したんです。でもこの曲だけは、これからもこの3人でやっていかなくちゃ!と強く感じて今ではチロルの代表曲になっています。長く演奏し続けている本当に思い入れのある曲ですね。
ゆっか:私は最近だと「ロックンロールが鳴り止まない夜」ですね。なんかこう、胸が…潰されるっ!ていうか(笑)すごく重いんですけどいい意味でぐっとくる曲なんです。送られてきたときはすぐにでもライブでやりたい!みんなに聞いてほしい!って思いました。
ーみなさんが憧れているバンドってあったりしますか?
ちさ、ぐみ、ゆっか:サンボマスターですね!
ちさ:去年みんなで日比谷にライブを観に行ってきたんですよ。終演後は3人とも誰ひとりとして喋らずにみんなで号泣して帰ってくるっていう。(笑)
ゆっか:サンボマスターさんも3ピースで。なかなかサンボマスターさんみたいな情熱を持ったアツいガールズバンドっていないじゃないですか。だからこそ私たちが目指してみたいなって思ってるんですよ。
ーでは今一番対バンしてみたいのってサンボマスターさんですか?
ちさ:そうですね、是非やってみたいです!あとHumpBackっていうガールズバンドもめちゃくちゃカッコいいんですよ。まだライブを観たことはないですけど、すごくロックな感じで良くて。ぜひ対バンしてみたいですね。
【地元藤沢と日本全国をつなぐ懸け橋になりたい!】
ーチロルの企画ライブ「東海道三人四脚」ですが、名前からしてとてもユニークな企画ですよね。これは誰の発案だったんですか?
ゆっか:タイトルは私ですけど、企画内容はみんなで考えました。去年の夏から藤沢を拠点に何かやりたいよねってことで「うちらの藤沢フェス」っていう企画をやっていたんです。で、今年になって藤沢だけじゃなくて神奈川の色んなところにも行こうって話になり決まりました。東海道線の4つの駅でやることになって、藤沢、横浜、大船、そして小田原で最終公演ですね。
ぐみ:それぞれに対バンテーマを決めていて、藤沢は「同窓会」横浜は「スリーピース」大船は「女性ボーカル」小田原は「地元バンド」といった具合です。例えば藤沢の「同窓会」ではずっと前に対バンしたことのある懐かしいバンドを久しぶりに地元に呼んで、再び対バンしてみたり。それから、この企画はライブハウスと共同企画みたいになってて。出演者さんをライブハウスに紹介してもらうっていうこともあって。自分たちのつながりだけじゃなく、新しい出会いもあってとても楽しかったですね。
ーすごい楽しそう!やはりチロルは地元愛が強いんですね。
ゆっか:そうですね、地元のお祭りにもよく出ていますし、藤沢のライブやPRにも力を入れていきたくて。日本全国と藤沢をつなぐ懸け橋になればいいなって!
ーちなみに藤沢のおすすめスポットといえばズバリ?
ちさ、ぐみ、ゆっか:江の島ですね!
ゆっか:なんか普通になっちゃうね、藤沢の人じゃなくてもいいよねってなっちゃう(笑)
ちさ:ならではというと…美味しいお店はいっぱいありますね。
ぐみ:確かに。地元だけど歩いていると「あ!こんな良いお店あったんだ!」っていう発見が多くて飽きないです。
【気になるメンバーのファッション事情!】
ー藤沢って古着屋さんも多いって聞きました。みなさんとてもお洒落なのでここで少しファッションについても聞いてみたいんですけど、それぞれファッションに対してのこだわりなどはあったりするんですか?
ちさ:一応ライブの衣装はみんな白T、ズボン、スニーカーで決めているんですが、普段着のテイストはバラバラですね。ぐみが一番お洒落に気を使っているんじゃない?
ぐみ:そうかな?(笑)でもファッション誌はよく読んでいますね。楽器を背負って移動することが多いので足元はスニーカーになっちゃうんですけど、スニーカーがカジュアルな分服は可愛めな感じにしてみたり。
ーなるほど!ぐみさんがお洒落番長なんですね。ちなみにみなさんのデート服、それから理想の異性のファッションについて聞いちゃってもいいですか?(笑)
ゆっか:私、スカートは全然履かなくて…持っていたのも全部捨てちゃって。ライブでは迷彩柄のショーパンだったり少しボーイッシュな感じが多いんですけど、デートの時には少し女の子っぽい色や形のパンツを履きたいかな?男の人のファッションは、ピチピチな感じは嫌ですね。サイズ小さめの服を着てわざと筋肉をアピールしてくるみたいな…
(一同爆笑)
ゆっか:白T一枚にスキニーみたいな爽やかな感じが好きです。
ちさ:私は普段着はパーカーTシャツのみでそんなにこだわりはないんですけど、もこもこが好きで冬は家で着ぐるみでいるのが好きです。
ーええ!それはすごく興味深いですね!ちなみにどんな着ぐるみですか?
ちさ:持っているのは3種類で、恐竜と猫とチップとデールです!
ゆっか:チサの家に泊まりにいったら着てたよね。それで出迎えられて(笑)
ちさ:制服デートとかしかしたことなくて、デート服とかはよくわからないんですけど…あまりキメキメ過ぎるよりはカジュアルでラフな感じがいいかな。男の人のファッションはスーツが好きです!少し袖をまくったりネクタイを緩める感じもいいですね。
ぐみ:私は特にリボンが付いている服や小物が好きですね。服のすそとか靴下とかについてるのを見つけるとすぐ買っちゃいます。男性って揺れるものに弱いっていうじゃないですか(笑)
ゆっか:ぐみは一番女の子っぽい服装だよね。
ぐみ:高いものを一着買うより、セール品やプチプラのものを数枚買うことが多いですね。4000円以上の服はまず買わないです。ジャケットとかはまた違うんですけど、Tシャツとかシーズンのものはフリマアプリとかでよく買ってます。あ、でもこの前は家電も売っているようなリサイクルショップで900円のコートを買いました!安いと嬉しくてつい買っちゃいます(笑)
ーそんなお洒落番長ぐみさんの勝負服は?
ぐみ:どこか体のパーツを出すとか、バランス重視派ですね。下がパンツやロングスカートならトップスを少し前のあいているものにしてみたり、トップスがオーバーサイズのゆるっとしたものならミニスカートとかショートパンツで足を出してみたり。
ちさ、ゆっか:勉強になる(笑)
ーみなさん髪色もおしゃれですよね。
ゆっか:みんな同じ美容院に行っていて、担当の美容師さんも一緒なんです。髪色はみんなでかぶらないようにそれぞれ違う色にしています。今は私がブロンド、ちさは青、ぐみは赤で…
ちさ:なんか信号機みたいになっちゃってるね(笑)
【まずはライブでチロルを知ってほしい!】
ーみなさんのファッションについての貴重なお話を聞けました。ありがとうございます。それではSoup+の読者のみなさんに向けてこれだけは伝えたいというメッセージをお願いします!
ゆっか:今チロルの音源ですぐ聞けるのはYouTubeにアップされている「いつでも空は青く澄んでいる」の一曲だけなんです。だからまずはそれを聞いてほしいです。それからまだリリースもあまりできていないので、私たちが今一番みなさんに自分たちを発信できる場所はやはりライブだと思っていて。ぜひ一度足を運んでいただけたらなと。
ぐみ:いきなりライブに来てってちょっとハードル高いかな?(笑)
ゆっか:お祭りとかでもよく無料ライブなどをやっています。お祭りだとバンドセットができなかったりしてアコースティックの弾き語りで演奏することもあるんですけど、普段ライブハウスにあまり行かなくて、ライブ慣れしていない方でもきっと気軽楽しんでもらえると思います。
ぐみ:それからツイッター(@Chirol_Official)でもライブの映像をちょこちょこ配信しているのでチェックしてみてください!
ー最後にちささん、一言お願いします
私たちも日々ツラいこととかあるんですけど、聴いてもらう皆さんに笑顔になってほしいから歌詞に希望を込めるようにしているんです。まずはチロルの曲を聴いてもらって、私たちのその思いがみなさんに届いてくれれば嬉しいです!
チロルオフィシャルHP:https://bearxyellow.wixsite.com/chiroltop
twitter:@Chirol_Official
wrriten by Risako_Takamatsu
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